
①山葡萄樹皮の採取

6月中旬頃から7月中旬頃までの梅雨時に行います。
②採取した樹皮を背負い下山

水分を吸っている重い樹皮を背負い下山します。
③山葡萄樹皮の戻し

深山から採取してきた山葡萄樹皮は時間が経過すると乾燥し、硬くなります。その為、山葡萄の戻しという作業が必要となります。樹皮を水に浸し、なるべく柔らかい状態にします。
④山葡萄樹皮の鬼皮削り

採取時にある程度、鬼皮は取り除きますが、どうしても取り除けず残ってしまう鬼皮があります。その鬼皮を取り除くための作業です。
ひごはあらかじめ水に浸して柔らかくしておくか、写真のように霧吹きで湿らせながら行います。ひごを台の上に置き、鎌部を押さえてひごを手前に引いて削ります。
⑤山葡萄樹皮削り

鬼皮を削った後、樹皮の厚さを整え、表面をより綺麗に、より滑らかにしていく為に行います。
⑥山葡萄樹皮ひご作り

山葡萄籠バックは様々なひごで結成されて製作されています。山葡萄樹皮を水で戻し(水に漬けて柔らかくする)、なめし、削り、それらの樹皮の裁断行程を経て、作るのがひご作りです。
山葡萄かごバッグ製作で最も時間のかかる作業です。忍耐も必要とされます。ひごとは編み材すべてを指します。

⑦山葡萄かごバッグの編み込み
籠製作行程の編み込みでは、始めに「底部」から編み込み、次に「側面編み」と「縁編み」を経て、取手の取り付けを行います。丁寧かつ慎重に編み込んでいきます。画像は、側面編みの作業風景です。
⑧山葡萄かごバッグの縁編み

山葡萄かごバッグ製作で、最も難度の高い作業です。画像では、縁の綾かがりをしています。
⑨山葡萄かごバッグの取っ手の取り付け

取っ手は壊れやすい部分です。より丈夫にする為にも、壊れにくくする作業(工夫)が必要となります。画像では、取っ手リングに取っ手を取りつけています。
⑩山葡萄かごバッグの完成

注意事項
・各工程に掲載させて頂いた写真は、各工程ごとの一コマでございますので、ご了承頂けますよう
お願い申し上げます。
・ご閲覧者様が万が一、上記に掲載させて頂いた道具類を真似て製作し、事故や怪我などトラブル
が発生した場合は責任を負えませんことをあらかじめご了承下さい。